知らせが回るのは、地元の中だけ。学校にも市役所にも、卒業した人の連絡先は残っていません。なくなる前に集まれるよう、みおくりがその日を届けます。
こんな通知が届きます
校舎とのお別れの場は、実は各地で開かれています。ただ、遠くにいる卒業生まで情報が届きません。届いたとしても、参加することは難しいのが現状です。
卒業した人の住所や電話は、学校にも市役所にも残っていません。名簿づくりも今はほとんど行われていないので、知らせたくても知らせようがないのが実情です。
案内が出るのは回覧板と市のホームページ。地元に住み続けている人には届きますが、進学や就職でまちを出た人の目には、まず入りません。
閉校式は平日の昼に開かれ、参加も事前の申し込み制であることが多いです。ある小学校では、式に参加できた卒業生は申し込めた約150名でした。
母校の最後の日に、行ける人は現地から、行けない人はスマホから、同じ校舎に集まれるようにします。
母校を登録すると、自治体が公開する解体・建て替えの入札情報(全国453件を収録)と毎朝つき合わせます。動きがあれば、その日のうちにLINEへ届きます。
消える前の校舎をスキャンして、ブラウザで歩けるオンラインの会場にします。アプリを入れる必要も、アカウントを作る必要もない形を考えています。
現地とオンラインで同時に開きます。定員も交通費もないので、遠くにいる同級生も、その日その時間に立ち会えます。
母校に動きがあった日、登録したトークに届く連絡です。学校名は伏せていますが、文面は実際に送られているものです。



「久しぶりに集まろう」の一言は、意外と言い出しにくいものです。
用もないのに呼び出すのは、少し気が引ける。
でも「母校、解体するらしいよ」なら、
言える。
場所の節目は、集まる言い訳になります。
しかも、言い訳を見つけるのは、あなたでなくて構いません。
校長が、先に知らせに来ます。
「思い出」と送って写真を渡すと、学校ごとのアルバムに飾られます。卒業年度の違う人が撮った、自分は知らない校舎の姿も並びます。3Dの会場をつくる前の、いま始められる記録です。
◯◯小学校の思い出

「はじめまして。わしは『みおくり校長』じゃ📮
おぬしの母校、わしが見守っておこう」
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