「気づいたら無くなっていた」
公共建築の解体情報は、自治体の入札情報や議会資料の中に分散しています。能動的に追わない限り、住民が知るのは解体作業が始まってから——というのが今の現実です。
解体のその前に、
そっと知らせる便りを。
通っていた小学校。家族と入った銭湯。まちの図書館。
公共建築の解体は、たいてい住民が知らないところで決まり、気づいた時にはもう更地です。
みおくりは、全国の解体情報を毎日見守り、あなたの思い出の場所に「その日」が近づいたら、そっとメールでお知らせします。
派手な通知も、頻繁なメールもありません。あなたの登録した場所に「その日」が近づいた時にだけ、見送りに必要なことを一通にまとめてお送りします。
◯◯市立 第二小学校
ご登録いただいた地点から半径3km圏内で、解体が決まりました。工事が始まる前に、訪れることができます。
でも本当は、その何ヶ月も前から、
静かに「お別れの準備」は始まっています。
知っていれば、見に行けた。
知っていれば、写真を撮っておけた。
——その「知っていれば」を、減らしたい。
あなたの代わりに、全国の解体届・自治体公開情報・入札情報を私たちが見守ります。日常生活で何かをする必要はありません。
思い出の建物の名前、または住所・地名を入力。複数登録もできます。
自治体の解体届・入札情報をこちらで見守り続けます。あなたはいつもの生活を続けるだけ。
登録地点から半径3km以内で解体が決定した瞬間、見送りに必要な情報と共にお知らせ。
市区町村が所有する公共建築が中心。学校・図書館・体育館・公民館・市営住宅・庁舎などが含まれます。
各自治体が公開する入札情報・発注見通し・解体届などを、独自のシステムで毎日巡回。「解体の予兆」を、決定の前から集めています。
登録は無料。いつでも解除できます。届くのは「お別れの通知」のみ。営業の連絡は一切送りません。
登録は、LINEで30秒。
友だち追加して、思い出の場所を送るだけ。あとは「その日」が近づいたら、そっとお知らせが届きます。日常で何かをする必要はありません。
LLINEで友だち追加する
PCでご覧の方は、都市計画・建築・テクノロジーの分野を横断する小さなチームで運営しています。賛成・反対の前に、まず「知る・見送る」の文化をつくることが目的です。
公共建築の解体情報は、自治体の入札情報や議会資料の中に分散しています。能動的に追わない限り、住民が知るのは解体作業が始まってから——というのが今の現実です。
建物の保存・取り壊しをめぐる議論は「賛成 vs 反対」になりがち。けれど大半の建物は、いずれは寿命を迎えます。残せないものをどう見送るか、その作法が社会にまだありません。
解体が周知される頃には、訪問・撮影・記録のための時間はほとんど残されていません。早く知ることができれば、写真を撮りに行ける。家族で訪れることができる。それだけのことです。
築30年を超える公共施設は全国で50%超。今後30年で多くの建物が建て替え・解体を迎えます。一棟ずつのお別れを丁寧に積み重ねていく仕組みが、いまこそ必要だと考えています。
建物の終わりに、
ささやかな「お別れ」の時間を、すべての人に。
私たちは建物を残すための団体ではありません。残せないものを、ちゃんと見送るための仕組みをつくる、小さなインフラチームです。

川北 大洋Taiyo Kawakita
2002年生まれ。都市計画・防災を専門とする大学院生として、空間と人の記憶の関係、災害時の建物利用を研究している。行政・自治体データを扱うなかで、公共建築の「終わり方」が社会的に整備されていない現状に問題意識を持ち、本プロジェクトを立ち上げた。
母校の節目や、思い出の場所のお別れを、LINEでゆるっと受け取りたい方へ。「集まる言い訳」から始まる、カジュアルなご案内をご用意しています。